ぶきような想い




「もちろん覚悟は出来ています!
絶対に弱音も吐きません!なのでお願いします!」











私はシオン父に向かって深々と頭を下げる







するとシオン父の盛大な溜息が聞こえてきた











「はぁ〜…
そこまで言われてはもう何も言えん
ただし、条件がある」











条件…





私とシオンはシオン父を真正面から見据える











「お前らは付き合わせない
そして明後日アンジュリナさんが帰国なさるとき私も帰国するので、シオンも連れていく」





「「っ!?」」











条件ってそれ!


完全にだめなやつじゃん!











「さらに言うと
シオンが一人前になって会社のあとを任せれるようになるまで一切連絡も取らせない
それでももし、再開した時にお互いが同じ気持ちならば」





「……」





「結婚させよう」











結婚…





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