ぶきような想い
シオンの部屋に着き、ホッと息をはく
息苦しい部屋だった
「俺ら明後日までとか意味わかんねーよな
しかも付き合ってない状態で離れ離れとか」
シオンはそう言って苦笑いする
確かにそうだよね…
「うん…不安しかない」
不安しかない
別にシオンを疑ってるわけじゃない
ただ、自分の中で何か変わりはないかとか
きっと自分に自信がないんだ
私が相当不安そうな顔をしていたのかわからないけど
シオンはとても優しく微笑む
「大丈夫だ
俺はお前を信じてる」
「私も…信じてる」
信じてる
きっと信じあえばなんとかなるよね
でもシオンは私の心の中なんてお見通しみたいにヘラっと笑う