ぶきような想い




「私も嫌な予感はする
なんかあんたずっと中原くんと話してても楽しそうだし…もしかしてってね」











何が言いたいのだろうか?











「言いたいことがあるならはっきり言って」





「はぁ〜…
つまり!あんたは中原くんが好きなんじゃないの!?」











私が中原くんを好き?


あまりにも的外れなことを言われて思わず笑ってしまう











「何言ってるのー!
私が好きなのはシオンだって♪」





「でも詩音もそう感じたよ?
楽しそうで…シオン君に向ける目と同じような…」











本当にもうなんなの!?


楽しそうなのは友達といることだって楽しいに決まってのに











「もういいよ
私部活行くから」











私は二人を振り切って部活に向かった





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