ぶきような想い
なんて冗談いうんだこの子は
だって制服着てるし
あ、でも言われてみれば顔はシオンに似てる
ってか金髪だし
「ほ、本当にシオンなの?」
「当たり前だろ?」
「で、でも…」
「はぁ…"はっ、ぶつかって謝り一つねぇのかよ"最初の会話だろ?」
うそ!?
ことちゃんと美香は微笑んでみてるし
シオン…待ちに待ったシオンなのね…
「匂いも変わってない…
シオン…ずっと…ずっと待ってたよっ!」
感極まって泣いてしまった私をギュッと抱きしめてくれるシオン
あぁ…本当にシオンなんだ…
「夏歩」
「はい?」