ぶきような想い



「早速頑張ってんじゃん
まぁまずは身なりからってのはいい心構えだな」









ギクリ




この声は…









「シオン!」









あーぁ聞かれてた…

しかもすごい上から目線だな!




それがあってこそのシオンなんだけど…









「そ、そうよ!私はわざわざあんたなんかのために頑張ってるんだから!」





「わざわざこんなやつを好きになって頑張ってる夏歩さんを俺は心より尊敬いたします」









むかつくなー!!!



敬語で馬鹿にしたように言ってくるとこがムカつくな!









「そのうち私のこと絶対好きになるから!
そんなこと言えるのも今のうちよ!」









なんだか私も強気になってしまう




もうバレてるしオープンでいいやってね!






…と私とシオンが話しているとシオンのうしろからことちゃんの好きな人…春くんが出てきた









「二人は付き合ってるの?」






「「え??」」









私とシオンで声がかぶる





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