ぶきような想い



「つか、うわっ!!ってもうちょい女ならなんかあるだろーに」









そう言いながら完全にバカにしてくる蒼山シオン






うわー!むかつくーー!







私がまた食ってかかろうとしたら横から美香が入ってきた









「蒼山くんごめんね、こいつバカだから誰にでもこうなのよ!
だから悪く思わないであげて!」









って!!バカとは聞き捨てならないっ









「あ?別にこんな奴気にもかけねぇよ」





「そう、それならよかった」









蒼山シオン。こいつはとことん私をバカにしているな!









「コイツとは何よっ
私は椎名夏歩って言うのよ!ちゃんと覚えておきなさい蒼山シオン!」









そう言って一歩前に出ると蒼山シオンも一歩前に出てきて余裕な顔で笑いながら言ってくる。









「ほうほう、お前らが噂の夏みかんコンビか
面白い、覚えててやるよ!これから1年隣の席どうしよろしくな」






「と、隣…??」





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