ぶきような想い
休み時間
やっぱりことちゃんと美香が来た
絶対誤解してるよねこれ(笑)
「な、夏歩ちゃん…な、何話してたの??」
可愛いなぁほんと
ことちゃんを裏切るわけないよ
「ちょっとね…
今は言えないけど後からきっと言えるよ!だから心配しないで?
私を信用してくれないかな?」
告られたわけじゃないよ?
ことちゃんのことが好きなんだよ?
って言えたら楽なのに!
そんな私を美香がニコッと笑って背中を叩いてきた
「夏歩が嘘付けるわけないよね〜!
バカだからそんなのできないもんね!」
いや、嘘じゃないよ?
だけどそんな言わなくてもいいじゃんよ!!
でもそれをきっかけにことちゃんはホッとしたように笑う
「そうだよね、夏歩ちゃんは本当に真っ直ぐなんだもんね!
そういうところに尊敬するんだよね♪」
真っ直ぐかな?
ただそれしか見えなくなるだけだけど(笑)
「そ、そう言ってもらえてくれしい♪
ありがとうね!」
なんだか絆が深まった気がした
気のせいじゃないことを祈るよ