ぶきような想い



それからの体育祭練習は最悪


あれから2日たってるのに一言も話していない




こんななるはずじゃなかったのに…










「夏歩、あんたまだ意地はってるの?」









ついに見かねたであろう美香が言ってきた









「だって…好きでもないくせにキスして…
私そんなの嫌だもん!そんなののために頑張ってたんじゃないもん!!」






「確かにそうかもしれないけどさ…
いつまでも意地張ってたら、見なよあれ」









美香が指をさした先には女子に囲まれるシオンの姿




そんなの言われなくても見てるよ









「いいんじゃない?
もーしらない。囲まれて喜べばいいじゃん」










なんだろ私

彼女でもないのに嫉妬して…


めんどくさいやつだなぁ〜









「ったく…バカのくせに色々考えるな!
あんたは猪突猛進のままでいいの!
いつまでも真っ直ぐでいなさい!」









珍しく美香から怒られた…



怖いわぁ




バカバカって…もう
猪突猛進ですよ

真っ直ぐかはわからないけど…





でも美香のおかげでなんかどうでも良くなった





ってこれでまた単純バカって言われるのよね




まぁいい!









「ありがと!美香!
ちょっとかっさらってくる!」





「おーおー!頑張れ!」









美香に見送られ、女子に囲まれてるシオンの元に向かった





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