ぶきような想い



「ちょっといい?」










輪の中に入って言うと女子のみんなから睨まれる



こういうの本当に嫌い

群れてたかって

見た目だけで判断してるんじゃん









「なんだよ」





「ちょっとついて来て」









シオンの腕を取り強引にでも連れ出そうとすると女子の中の一人の女の子…

シオンの元カノであり、みんなにシオンの悪口を言っていたりしている凛子ちゃんが私の手を掴む










「なにあんた!!
シオンのなんでもないくせに独り占めできると思ってるの?」





「うっさいなぁ〜
独り占めじゃないわよ!話したいことがあるからなの!!それくらいいいじゃない!」









めんどくさい!


何この女!

なにがしたいの!?










「そういうあんたも、シオンくんの元カノなだけででしゃばってんじゃないよ」









急に現れた声の主は…もちろん



美香さんです!




こういう処理は美香がうまいから♪










「いろーんなこと言いふらしといてよく普通でいられるよね。その神経わけて♪」









笑顔が素敵だよ美香さん…





輝いてるよ美香さん…




ただすごく…こわいよ!!









ま、まぁこの場は美香に任せることにして
シオンを連れて校舎の空き教室に入る






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