ぶきような想い



結局シオンにクレープ食べたいってねだると買ってくれてそれを食べながら歩く











「そういえば
シオンは春くんがことちゃん好きって知っててどうだったの?」






「どうって?」






「なんかこう…やっぱり複雑なのかなぁって」











仮にも元カノと親友(?)の恋愛は複雑だったんじゃないかな?










「え?全然?
別に今までの元カノに思い入れとかねぇから」





「な、ないんだ」











「詩音は妹みたいだしなぁ
春はまぁ…飼い犬?だからいいと思う」










飼い犬て!!

春くん!飼い犬扱いされてるよ!



あなたはそれでいいのかい…










「そんなもんなんだ〜
本当に好きな人とかは作らないの?」










これは墓穴をほったかな?



まぁいい。聞いておいて損はない







かるーい気持ちで聞いたのに
帰ってきた答えは意外とちゃんとしていた






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