ぶきような想い



中庭に行くと美香が木の陰に隠れているのを見つけた









「美香っ!どうしたの!?
なにがあったの!?」









せっかく私が心配してかけよったのに美香は私の口を塞いできた!!



死ぬ死ぬ死ぬ!!

私これ前にシオンにもされたことあるようなないような…









「だまって!私は何もしてないから!
ほら、詩音と春くんよ!」









美香が指差す方を見るとことちゃんと春くんが向き合って立っている




なにやってるんだろ?




ってかー!!









「まだ尾行してたの!?美香っ」









無理やり美香の手を外してそう言うと美香はニコッと笑う










「あたりまえよ♪
こんなに楽しいことはないよ!」









まったく…美香は悪魔だな!

そしてことちゃんは天使だ♪




いや、これ美香に悟られたら終わりだわ

あいうえお〜何も思ってません!









「はぁ〜…思いたいように思っておきなよ」





「うっ…」









バレたかっ!!




じゃなくてー!!


ことちゃんと春くんは明らかにいいムード♪





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