ぶきような想い



「私はいつになったらシオンに振り向いてもらえるの?」










ふとなんだか悲しくなったから聞いてみた










「さぁな
お前の努力しだいだろ」





「頑張ってるつもりなんだけど」





「まぁ〜あれだな
お前はどう足掻いても夏歩なんだよ」










何がいいたいんだ!!


そりゃ夏歩は夏歩でございますよ!










「もうちょっと可愛かったら何か違ったのかな?」










本人に言うことではないよね


でもなんだかこの後夜祭の雰囲気が何でも言わせてしまうんだもん










「お前可愛くないと思ってんの?」





「思ってるよ?」










前にもシオンに可愛くないって言われたしな




するとシオンは鼻で笑う










「はっ可愛気はねぇけど可愛いぞ?」









可愛気ないのに可愛いの?



わけわかんない!!


それ結局可愛くないでしょ!










「鏡見ろよ可愛いから顔だけは
女の子らしい可愛気は…時々しかねぇかな」










シオン…流石に傷付くわ!!










「よくわかんない!
でもいつかシオンが振り向いてくれるならいいもんねーっだ!」





「はいはい」










かるーくあしらってくれますね…





私が少し落ち込んでいるとシオンと手が頭に伸びてきた





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