ぶきような想い
「なんだー?添い寝でもしてほしいのかー?」
急に何を言い出すかと思えば!!
意地悪く笑いながらなんてこと言うんだ!
いや、して欲しくないわけじゃないけど
そんなことされたら緊張で死ぬから無理!
「そ、そんなのいらないわよっ!」
「してほしそーな顔してたけどな?」
はっっ!!!
私は思わず顔を隠す
いや別にそんな顔してなかったよ!?
してなかったけど何か恥ずかしいじゃん!?
「冗談だよ
流石にそんなことしたら俺の理性が持たねぇ」
「っ!変態!!」
何が理性もたないよ!
変態バカ!!
「まぁゆっくり休めよ
明日はどうせ休みだから」
「うん!ありがと♪」
それからシオンは部屋を出ていくかと思ったら
私の頭を引き寄せて
おでこにキスした
だめだめだめだめ!!
死ぬーーーっ!
こいつ確信犯か!?
寝れなくなるっ!!
「おやすみ」
私はパニックになってるのにシオンはそれだけ言うと隣の部屋に戻って行ってしまった
「はぁ」
今の私たちの関係ってなんだろ?
それも悩みの種ではあるんだけど
私の家族はどうなるんだろう?
色々考えてるうちに私は夢の世界へと旅立った