ぶきような想い
「んー!よく寝たぁ」
翌日ぐっすり寝れたと伸びをして時計を見ると
「14時!?寝すぎた…」
人の家にお邪魔したと言うのにこんなに寝すぎて申し訳ない…
急いで着替え…
「着替え持ってきてないー!!!」
私が叫ぶとシオンが入ってきた
ノックもせずに入ってくるなんて危ないやつ!
「着替えならメイドに言え
買ってきておくように言っといたから」
「えっ!そんな悪いよ!」
「着替えないままでいる方がよっぽど悪いと思うけど?」
…ごもっともです…
言われた通りメイドさんに言うと笑顔で着替えをくれた
なんて素敵な人達なんだ…
それに着替えるとシオンはうむうむと頷く
「よし!じゃあお前ん家に行くぞ!」
「いやだよ!」
嫌なんて言っても無駄だったわけで
昨日のように手を引かれ、車に乗せられる
こんな豪華な車に乗るのも一生に一度経験できるかわからないよ
いや、二度は経験したんだけどさ?