ぶきような想い



「ありがとう
でもまだ今は頭が整理できない」










そこまで言うと美香はいつもの笑顔で笑いかけてくれた










「うん、夏歩のペースで少しずつでいいんだよ
私達は全力でサポートするからね?
ねっ詩音!」











急に話を振られたことちゃんは焦りながらもちゃんと笑ってくれる










「うんっ!私も夏歩ちゃんに助けられたから
恩返しするのは当たり前だよっ♪」





「ぅ…ありがとう美香、ことちゃん」










私は二人に抱きついて泣いた




二人は優しく包み込んでくれながら慰めてくれる






私は二人と友達でよかった




二人がいなかったらきっとこれからもモヤモヤしたまま立ち止まってたもん






前を向くんだ!


二人が一緒だから頑張らなきゃねっ





いや、今日は無理だから明日から…





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