君がとなりにいた日には

聖也の心

｢せいやくーーん！もーー！じかんーー！｣

あの人は誰だろう？綺麗な黒髪サラサラロングで目はパッチリとしてカーディガンを腰に巻いている。


｢あっ、いけね。バスケ部の練習あったんだった！わりー、柚衣。あとは任せる。｣


｢ちょっ、ちょっと！｣


よくは見えなかったが先輩なのかな...。どっちにしろいいムードだったのに...。


とりあえず、職員室に戻ることにした。すると資料はもうできていた。


｢あー、柚衣さん。この資料、相川先生に渡して？今日は遠くまでわざわざありがとう。...、あれ聖也くんは...？｣


｢聖也は...。バスケの練習があるからとかなんとかで...。｣

｢あっ、そうなの...。帰り一人だけど送っていこうか？｣


｢あっ、いえいえ。一人で帰れますっ！お気遣いありがとうございます。｣


｢あらそう？じゃ、気をつけてね？｣


私は深々と頭を下げ、中学校をあとにした。


気になることは、月曜日調べることにした。