桜と散る恋
3章 仕事慣れ
掃除に洗濯………
何もかも初めての作業だけど、やっと屯所での生活にも慣れてきた。
思えばもう屯所に来て2ヶ月。
私が来たときはまだ梅雨で、じめじめした空気が漂っていたと言うのに、気づけばもう夏真っ盛りだ。
京の夏は体にこたえる。
「…どうした、ぼーっとして。」
「さ、斎藤さん!?」
話しかけてきたのは斎藤さんだった。
「そんなに驚くこともないだろう。」
「少し考え事をして、ぼーっとしていたので……」
「そうか。それよりどうだ、仕事には慣れたか?」
「はい!お陰さまで!」
そういうと一さんはにこっと笑った。
「それはよかった。初めは料理もできないと言うからどうなることかと思ったがな。」
「あの時はお世話になりました……」
実は、全く料理のできない私に一から料理の仕方を教えてくれたのは斎藤さんだった。
意外と彼、料理がうまい。
(でも、毎朝4時に起きて料理の特訓は辛かったなぁ……笑)
そんなことを思い出して、若干顔から笑みがこぼれる。
何もかも初めての作業だけど、やっと屯所での生活にも慣れてきた。
思えばもう屯所に来て2ヶ月。
私が来たときはまだ梅雨で、じめじめした空気が漂っていたと言うのに、気づけばもう夏真っ盛りだ。
京の夏は体にこたえる。
「…どうした、ぼーっとして。」
「さ、斎藤さん!?」
話しかけてきたのは斎藤さんだった。
「そんなに驚くこともないだろう。」
「少し考え事をして、ぼーっとしていたので……」
「そうか。それよりどうだ、仕事には慣れたか?」
「はい!お陰さまで!」
そういうと一さんはにこっと笑った。
「それはよかった。初めは料理もできないと言うからどうなることかと思ったがな。」
「あの時はお世話になりました……」
実は、全く料理のできない私に一から料理の仕方を教えてくれたのは斎藤さんだった。
意外と彼、料理がうまい。
(でも、毎朝4時に起きて料理の特訓は辛かったなぁ……笑)
そんなことを思い出して、若干顔から笑みがこぼれる。