意地悪なキミの好きな人




「本当、ありがとう。じゃーな。」



そう言って新大は帰っていった。



私も…帰らなきゃ。

まさか新大に告白されるなんて思わなかった…。



新大が美術室を出て行った5分後、私も美術室を出た。



結構暗いなぁ……。
それに、運動部とか全く人がいないし。

まぁ、部活後に話してたからあたりまえか。


靴を履きながら外を見て思う。



「帰ろ……」



そうつぶやいて私は昇降口を出た。



< 113 / 335 >

この作品をシェア

pagetop