意地悪なキミの好きな人




「きゃっ。」



「何ボーッとしてるの?ぶつかりそうだった。危ないだろ。」



横を見ると電柱があった。



「ごめん、ありがとう…」



「ったく、ドジ。」



危ない危ない。私ったら電柱にぶつかる痛い子になるとこだった。



後ろを振り返り、さっきの電柱を見る。



すると、後ろには先輩もいた。



「っ…」



目が合い、慌てて前を向く。



なんで目が合うのよ……。たまたまだよね…。



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