意地悪なキミの好きな人
親友の異変
それから走った。教室まで。
とちゅう、生徒指導の先生に廊下を走ってることを注意されたけど男子たちの、
『小学生かよっ!』
という華麗なツッコミに助けられた。
教室をガラリと開けるといつもと変わらないうるさい教室。
席まで行ってカバンを片付けて真美ちゃんの元に行く。
「真美ちゃん、おはよ……」
私を見ると真美ちゃんは驚いたような表情をした。