意地悪なキミの好きな人



次の日。



「好きですっ!」



部活後、私は告白されていた。




「え、いや……えっと……え?」



相手は同じ部活で同級生の山原 悟くん。


突然の告白に戸惑ってしまう私。



「あの…どういう好きなんですか?」



あまり喋ったことがないため、敬語になってしまう。




「恋愛感情で好きってこと!
あぁ……鈍感なのも可愛い……」



そ、そんなウットリとした目で見られても……。



ってか、私、モテ期到来?



「あの…えっとぉ……」



断ろうと口を開くと山原くんに、黙って。と言われる。



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