意地悪なキミの好きな人
先輩の家
「お邪魔しまーす…」
先輩の家はアパートだった。
「一人暮らしなんですか?」
部屋を見る限り、そう思える。
「あぁ。いろいろあって、な。」
先輩はそう言ってから私にジュースを出してくれた。
「ありがとうございます。」
そう言って家をキョロキョロ見渡すと先輩はため息をついた。
「男の一人暮らしだよ?そんなに見ても面白くないでしょ。」
呆れたように言う先輩。