意地悪なキミの好きな人
「って、野原?なんでここに……」
「先輩……」
不思議そうにする先輩はお風呂上がりらしく髪が濡れていていつもより色っぽい。
だけど今の私にはそれよりもこの女の人との関係が気になっていた。
「先輩…この女の人となにやってるんですか?」
多分私は泣きそうな顔をしている。
「え、野原?どうかした?」
その証拠に先輩、少し慌ててる。
「何してるんですか…。」
もう一度そう聞くと先輩は気まずそうに目をそらした。