意地悪なキミの好きな人
誤解
「野原っ!」
だけどすぐに見つかり、また逃げる。
すると前にいるチャラそうな男の人にぶつかりそうになる。
「うわっ、危ね。
って、キミあの男から逃げてんの?
だったらこっちおいで。」
手首をつかまれ、路地裏に連れてかれる。
「野原?くそっ、どこ行ったんだよ…っ。」
先輩の声が通り過ぎた。
「あ、ありがとうございます。」
お礼を言うと男の人はニコリと笑った。