意地悪なキミの好きな人
「じゃあなんで…最近ずっと一緒に帰ってくれなかったり、
お風呂に入ってたりしたんですか?」
すると先輩はため息をついた。
「本当、アイツとはなんもないから。」
なんで答えてくれないの?なにもないなら答えてよ……。
「先輩っ、答えて。」
すると先輩は私に背を向けた。
「麗華に話してもらえ。俺からは少し言いにくい。」
そう言って歩き出す先輩の後ろをついていくと先ほどの家に着く。