意地悪なキミの好きな人
玄関先では女の人と真美ちゃんが話していた。
女の人は私たちを見つけると申し訳なさそうに手を合わせた。
「ごめんね、アナタが彼女とは思わなくて…イジワルしちゃった。」
「……麗華、コイツいろいろ誤解してるから解けよ。」
かなり上からの先輩。
「は?なにその言い方。ま、アンタからは言いにくいからいいけど。
さ、彼女さん、入って入って。」
女の人にそう言われ家に入る。
そしてリビングに通された。