意地悪なキミの好きな人
先輩の親
それからしばらくがたった。
最近、嬉しい朗報が来た。
それは、先輩のお兄さんとお姉ちゃんが付き合えたらしいこと。
それからお姉ちゃんたちは毎日、あの喫茶店に通っているらしくて微笑ましい。
そして私もお兄さんに紹介してもらい、お兄さん公認となった。
「先輩、おうち行きたいです。」
「なに?俺に襲われーー」
「違います。」
実は最近、先輩は紅茶にはまっているらしく私も飲んでみたいと思ったのだ。
それを先輩に伝えると苦笑される。
「いいけど…普通の紅茶だよ?」
「それでもいいです。ダメですか…?」
「っ、いいに決まってんだろ、バカ!」
なぜか怒られてしまった。
だけど先輩の家に行けるんだからいいとしよう。