意地悪なキミの好きな人




部活の時間、私はモヤモヤとしていた。



だって今日はお姉ちゃんと先輩がいつもよりたくさん喋ってるから。



先輩のとこに行こうにも、今朝の先輩の言葉を思い出してしまい、いけない。



もしかして、先輩の作戦かもしれない。
私が先輩とお姉ちゃんの邪魔をできないように。



そう思うとなんかムカついてきた。


先輩の思い通りになんてなってやんないから!



「先輩っ!」



そう言って先輩の横を陣取ると先輩はお姉ちゃんに、



「じゃあ今日の放課後、また。」



と言った。


< 84 / 335 >

この作品をシェア

pagetop