悲劇の姫〜海賊になった少女〜

「えーっと、おはよ」


ルイに話しかけると目だけを動かして


「…ああ」


と、低い声で答えた。


「どうしたの?」


「…コーデリアが居なかったから機嫌悪いだけだよ」


ソファでくつろいでいたガイアが答えた


「余計なこというな」


「ルイ、行こ?」


ルイは少しだけ機嫌が悪かったけど、町にでるとすぐに笑顔になった。

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