悲劇の姫〜海賊になった少女〜
「似合うと思ったんだけどな…?」
そういいながら、横目でルイの顔を見てみたけど眉一つ動かさない
「痛っ、いきなり止まらないでよ」
ルイの背中にうちつけた鼻をさすりながらルイを睨みつける
「なあ、お前何したんだ」
「何って、鼻ぶつけたのよ」
「ちげえよ。お前が船を降りたあの日…舞踏会でなにした!!」
人目も気にせず私を怒鳴りつける
「バーナード様とカーミラ様を助けたわ」