悲劇の姫〜海賊になった少女〜
「私は……」
「行くな、コーデリア」
ルイが私を抱きしめた…けど、その手をほどいて大臣にむかって歩いた
「ねえ、ルイ……私は…みんなが大好きなの……」
「さあ、コーデリア様お城に帰りましょう。こんな薄汚いドレスを着て……」
馬車から降りてきた、ばあやは私をみてそういった
「コーデリア、俺は絶対にお前を迎えに行く」
小さな声だったけど、聞こえたよ……
私は振り返らずに馬車に乗り込んだ