悲劇の姫〜海賊になった少女〜
「お父様が亡くなり、私を暗殺すれば相手のバーナード様に王権が行く…ということ?」
お父様は黙って頷いた
「だけど、オーガストがいるわ!?」
「……オーガストは若すぎる」
苦しそうな顔で突然咳き込むお父様
「お父様!?ばあや!ばあや!」
「大丈夫だ、コーデリア…」
紅茶を一口飲み、また話始めた
「お前はルイ・バウスフィールドを知っているのだろう…」
「ええ…、私がいた海賊の船長さんよ」