悲劇の姫〜海賊になった少女〜
「その顔だと、彼の過去についても知っているようだな…」
「お父様は、ルイの事知ってるの……?」
「知ってるとも…、いいか?よく聞くんだ。
お前の母の名前はキャサリン・アルジオン、赤毛の素敵な女性だった」
「お母様…でもこの話には関係ないわ…」
「関係あるとも…、ルイ王子を海賊にさせた本人なんだ」
「お母様…が?」
ルイを海賊に?何故?
お父様はゆっくり言った
「腐った王国…バウスフィールドから救うために…な」