悲劇の姫〜海賊になった少女〜

やっぱり


布団にはいり、お父様との話を思い出していた


「私は…姫には戻れないわ…」


誰が何を言っても、私は…殺したんだ


たとえ、一人だけだとしても殺しには変わりない…


それに、お母様がルイを海賊にしたなんて信じたくなかったのに…知らなくてよかった…


「お母様は亡くなってなんかないよね…?」



そんな声がだだっ広い私の部屋に響いた。
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