悲劇の姫〜海賊になった少女〜

「…そ、そう。どちらにしても今日はもう遅いわ。さよなら」

顔を見られないように早足で部屋に戻った


「ばあや、紅茶をいれてほしいの。ハーブティーなら何でもいいわ…」


「はい、分かりました」


今夜の私はどうかしてる……。

一人になった部屋でハーブティーの香りを楽しみながら、空を見上げた


「私、ずっと待ってるんだよ……ルイ…」

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