悲劇の姫〜海賊になった少女〜
14 曇り空
「今日は我アルベルト王国へようこそ、姫」
私は今、アルベルト王国にきてお茶を飲んでいる
「ええ、お招きありがとうユリジュス王子」
「今日は何かしたいことはありますか?」
「特に、ないけど……街に行きたいわ」
「そのような危険なこと…」
「……ダメ?アルベルト王国の街のことを知る良い機会だって思ったんだけど…
危ないなら庭の花でも見ながら散歩はどうかしら」
「カウイ、すぐに馬車を用意しろ。それと一人でいいからボディーガードを」
「はい!」
カウイと呼ばれた男性は笑顔で部屋を出ていった