悲劇の姫〜海賊になった少女〜

めまいがし、トリスタンに寄りかかる形で倒れ込んだ。

疲れているの…ううん。手足が痺れて動かない…


「みろ!コーデリアさまだ!

…それと、あいつは側近のトリスタン!?」


兵士たちの声が聞こえ、トリスタンを押し返そうとするが
強く抱きしめられていて、それは無駄だった。


「抱き合っている…あれはいかん!
バーナードさまに報告だ!!!」


見つかった。


もうおしまいだ。


お城に来て2日よ…?


なんなの…
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