悲劇の姫〜海賊になった少女〜


「我が国の姫は、そのようなことはいたしません。」


「こちらには、目撃者がいる」

あれはっ、バーナードさまのお姉さま…


「はあ…。姫のことを信じないのですね。」


お父様の目つきが変わった。

すると、兵士が見ていない隙に、バーナードさまのお姉さまの胸を突き刺した。


「コーデリア、辛かっただろう…
逃げなさい。遠くに。トリスタン、コーデリアをよろしくたのむ。」
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