悲劇の姫〜海賊になった少女〜
外に出たわたし達を確認してから
お父様は屋敷に火を放った。
私はお姉さまと焼け死んだことにするらしい。
兵士たちは、もともとお父様がお金で買っていたらしい…
嬉しくないよ
そんな形で守られても…
バーナードさま…
あなたのこと本当に好きでした…
あなたが私を信じてくれていたら…
冷たくしなかったら…
運命は変わっていたのでしょうか…
トリスタンと大きな船に乗り、
わたし達は海に逃げた。
「さようなら、アルジオン…。
愛しい私の母国…」