悲劇の姫〜海賊になった少女〜
「お前は今日から、ここをつかえ」
そういって船長に通されたのは
大きなベッドのある部屋で、
シャワーにトイレまでついていた。
「ここで生活するくらいなら
俺、地下室に戻るよ」
「断ったら…、どうなるか分かってるよな?」
「船長…命令か。わかった。」
「あ、あと、俺のことを船長って呼ぶのやめろ。」
「じゃあ、なんて呼べばいい?」
「ルイだ。 」
「ルイ…ね、わかった。」