悲劇の姫〜海賊になった少女〜




「ワイアット、明日港にいくぞ。」


「なんで?」


「買いたいモノがある。」


「ふーん。」


ルイは静かに部屋を出ていった。


急に来た静寂に戸惑いを覚えながら
静かに着替え、ベッドにはいった。


このベッド…!

バウスフィールド王国にあったあのベッドと同じ素材だ。

思い出したくない、苦痛の二日間

恋なんて、しなくてよかったんだ。

寝よう、思い出さなくてもいいように…。
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