悲劇の姫〜海賊になった少女〜
6 どうして
「起きろ。朝だぞ」
目を開けるとルイの顔が目の前にあった。
「ルイか。おはよう」
さっと布団から出て、少し伸びた髪を縛った。
「朝飯は食うか?」
「なにがある?」
「なにもねえ。」
「そ。」
「…行くぞ。」
ルイの横から現れたのは
たれ目に茶髪の長身の男だった。
「あんたは?」
「……ガイア。」
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