悲劇の姫〜海賊になった少女〜


「…ルイ、どうする」


店の奥から出てきたガイアが何着ものドレスを持って、店主とともにでてきた。


「全部買え」


「わかった〜。」


そういってガイアはまた店の奥に消えた



誰のために?そう聞こうとしてやめた。
どうせ聞いても教えてくれないことは分かってるから。


「どうした。腹でも減ったか?」


眉間にしわを寄せているのを見ていたようで顔をのぞき込んできた。

< 41 / 154 >

この作品をシェア

pagetop