悲劇の姫〜海賊になった少女〜

「あの、とりあえず扉閉めないと!!」


私がそういうと、トリスタンは慌てて扉を閉めた。


「相変わらず、汚いんですけど…」

トリスタンはそう言いながら、私に椅子を用意してくれた



「ありがとう!
あのね、話があるの…大切な……」


「はい」


「私が女だってことなんだけど…」


「あ、コーヒー飲みますか?
紅茶もありますよ!洋菓子もありますから!」

トリスタンはわざとらしく立ち上がった。
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