悲劇の姫〜海賊になった少女〜

「ねえ、話きいてくれないの…?」


「すみません…」


「私が女だってことがバレてるかもしれないの」


「………はい?」


「だから、バレたかもしれない。」


「……それは、誰にですか?」


トリスタンは絞り出したような声で言った。


「ルイ………船長」


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