悲劇の姫〜海賊になった少女〜


「やっぱり、気づいてたのね…。」


「それと、今日は隣国のバーナード王子も舞踏会に御出席されます。」


「バーナードさま…?」


「はい。新しいお妃様を連れて。」


「バーナードさまに会える最後のチャンスなのね…?」


「はい」


「トリスタン、支度を手伝ってもらえる?」


「もちろんです」
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