悲劇の姫〜海賊になった少女〜
「そんなに飲むと体に悪いよ?」
話しかけてきたのは、人の良さそうな女で歳は30後半くらいか。
無視して酒を飲みつづけていると、いきなり酒を取り上げられた。
「何してんだよ、このクソババア。」
「さっきから強いお酒ばかりでしょ!マスター、お水いれてやって?」
すごい剣幕で怒鳴られ、俺はだされた水を飲んだ。
「あなた、名前は?」
「ルイ。」
「ルイは、どうしてこんなとこにいるの?」
「どうだっていいだろ。帰る」
「明日もここに来なさい。」
「あ?来ねえよ。」
マスターにお金を払い、また城に戻る。