悲劇の姫〜海賊になった少女〜
出口には、兵士がいたので自室の窓から出て、あのBARにむかい歩き始めた。
「さよなら、バウスフィールド……、
俺の故郷。」
BARへと行くのは簡単だった。
城の奥に隠されていた俺は兵士に顔を見られていたとしても覚えられてはいないだろう。
召使だって、誰一人いなかったんだ
「来たのね」
BARに行くと前の席にババアは座っていた
「なあ、俺はもう戻れねえ」
「ルイ、本当にいいの?」
「ああ…」
「あんた、わたし達の船に乗りなさい」