一週間後 拓也に彼女がいるという噂が流れました。
綾は信じませんでした。だが、ある帰宅途中綾は見てしまったのです。拓也が知らないカワイイ女の子と歩っているのを。

次の日綾は学校に行くのが嫌になり、休みました。
その日の夜
めったに鳴らない携帯が鳴りました。見ると

『なんで今日学校休んだんだ?さみしいぞ』

綾は拓也に彼女がいるから学校に行かないなんて言えない。だから

『ごめん明日は行く』
とだけ言い携帯の電源を切りました。

次の日

綾は学校へ行くか迷ってました。すると
ピンポーン
玄関のチャイムがなりました。ドアを開けるとそこには、拓也がいました。

「お前のことじゃあ迷ってたんじゃねぇかと思って迎えに来たわ」
「ありがとう…」

二人は学校へ向かいました。綾は決心しました。拓也に彼女が居ても告白すると。



放課後


綾は拓也を誘い一緒に帰りました。その帰り道
「拓也は彼女いるの?」
「オレはいないけど」
「うちと付き合うのはだめ…?」
「……」
沈黙が続いた。
綾はダメだと思い泣きながら
「ごめん普通の友達でいいから。」
「実はお前のことスキ」
真っ赤なかおして拓也は言いました。
綾は前見た女の子を思いだしました。
「前一緒に歩いてた女の子は彼女じゃないの?」
「あれはオレの妹。なんだかオレの噂流れてるみたいだな」
綾は初恋が叶えられとても幸せでした。

だがこの幸せが長くは続かないことはまだ綾にはわからなかった。
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