誰かがいない


得体の知れない恐怖が、着実に日和へと近付いていた。



息を切らして学校へ向かう日和。

途中、駅で友達のアヤコに会った。



アヤコとは高校の時からの友達で、なんでも話せる親友。

だが、日和は最近起こっている奇妙な出来事をアヤコには話せずにいた。



ただの思い過ごしかもしれない、なんの確証もない事だからだ。








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